事業紹介
1. 弊社が得意とする『Vカット加工』とは?
『Vカット加工』とは、シート貼りが施された化粧板のシート厚だけを残し、基材部分にV字型の切り込みを入れて折り曲げることにより、直角や指定された角度を作り出す加工のことです。
一部に細かい切込みを幾つか入れて丸みを帯びた形状に見せる『くし溝加工』というものもあり、総じて弊社の『Vカット加工』とさせていただいています。
『Vカット加工』は、シートを切断することなく加工しているため、曲げた部分に一体感があり非常に美麗な仕上がりを感じていただけます。
『Vカット加工』された化粧板と更に芯材とを巻き込みながら固定したものや、厚みのある基材にシートを貼った化粧板で曲げ固定された製品・部材は、主に内装材、ドア・ドア枠、家具などの製品や部品として使用されてきました。そして化粧板の表面シートに塩化ビニール、オレフィンシート、アルミ金属などを使うことで製品を多彩な表現力で演出することが可能となりました。
弊社ではVカット加工設備を1990年(平成2年)より導入し、これまでに多くのVカット加工に携ってまいりました。
豊富な経験と実績に基づき、様々なご要望に対して積極的に取り組み、皆様から信頼いただける『Vカット加工』を提供させていただいております。
2. 『Vカット加工機械』について
化粧板にV字型の切り込みを入れ、接着剤を塗布し接着力を高めるために乾燥炉に通し、中芯に合わせて巻き込み抑えローラーで押し固めていく一連の装置を『Vカット加工機械』と言います。
弊社の『Vカット加工機械』はコンピュータによって加工を管理しているため、精密な加工の調整が可能です。
また、加工データの登録をコード番号で管理しているため、次回加工時に同じ加工をすることも可能となります。
Vカット加工の特徴として、化粧板の化粧シートを残し基材部分だけをV字にカットすること、加工時の温度・湿度などによって加工の調整が必要となることから、その機械を扱う知識・経験・技術が非常に重要になります。弊社ではこれまでに培った知識・経験・技術を基に『Vカット加工機械』を扱い、皆様に喜ばれる製品づくりに取り組んでいます。
Vカット加工ラインの基本的な工程
3. 加工の形状
直角Vカット
V字にカットし、折り曲げた時に直角をつくります。
C面Vカット
図の様にカットし、折り曲げることでC面をつくります。
曲面Vカット(くし溝)
くしのように多くの溝を切ることで、折り曲げた時に曲面をつくります。
C面Vカット(こしかけ)
通常のC面Vカットに比べて、直角をキープする役割を果たします。